愛知民報

【12.12.16】いよいよ変革の時が来た 日本共産党 古い「自民党型政治」断ち切る

 総選挙での議席倍増をめざす日本共産党は、志位和夫委員長が「今度こそ政治を変えたい」という国民の思いに応えて「本物の改革」に足を踏み出す選挙にしようと気迫の訴え。党と後援会は対話・支持拡大の大爆発を起こそうと、投票箱が閉まるまでの大奮闘を行っています。

志位委員長 名古屋で力説

 
 志位和夫委員長は7日午後6時過ぎ、名古屋駅西口前で演説。2500人以上の聴衆で埋まり、志位氏の訴えに「そうだ」「がんばれ」の声援と拍手がわき起こりました。
 志位氏は、消費税増税、原発再稼働、オスプレイ配備の強行、TPP参加への暴走という国民無視の政治の根本に「財界中心・アメリカいいなり」という、60年間続いた古い自民党型政治のゆがみがあると指摘。
 「この政治が続く限り、政権を変えても、政治を変えたいという国民の気持ちに応えることができないことが民主党政権のみじめな失敗で証明されました。いよいよ『2つのゆがみ』を断ち切る変革の時がやってきました。日本共産党の議席倍増でこのゆがみをただし、『国民が主人公』の新しい日本に踏み出そうではありませんか」と力説しました。
 志位氏は日本共産党の改革ビジョンや反戦・平和をつらぬく党の姿を縦横に語ったあと、?1票入れても行方不明になりそうな新党?と対比して「一世紀近い歴史で試された党」の姿を語り「入れて安心、共産党」と力をこめると、「おーっ」と共感のどよめきが起こりました。
 比例東海ブロック候補の佐々木憲昭、かわえ明美、江上ひろゆきの3氏と小選挙区候補が紹介されました。
 代表して佐々木氏が「消費税増税の中止法案を国会に提出し、他党にも呼びかけて成立させる。死力をつくしで国民の暮らしを守る」と述べ、支持を呼びかけました。

 日本共産党のかわえ明美衆院東海比例候補は9日、買い物客でにぎわう名古屋市都心部をかけめぐり、比例代表選挙で日本共産党への投票を呼びかけました。
 かわえ氏は「日本共産党の議席倍増で、消費税増税の中止、原発即時ゼロを必ず実現しましょう」と力を込めました。
 名古屋駅前で労働者後援会員と演説。西区の円頓寺、中区の大須、栄の商店街でも青年後援会や女性後援会員らとともに練り歩き、買い物客や商店主らに共産党支持を訴えました。

各党激突1票争う大激戦 議席増めざす共産党

 日本共産党が現有1議席から2議席への前進をめざす東海ブロックの衆院比例代表選挙は1票を争う大激戦がつづくなか、16日、小選挙区選挙とともに投票日を迎えます。
 愛知・岐阜・三重・静岡4県の東海ブロックは定数21。日本共産党は前回約48万7千票、1議席にとどまりました。今回、71万票、2議席の獲得をめざしています。
 前回は、比例東海で民主党が約386万票、全国最高の得票率46・6%を獲得。定数21のうち12議席を占めましたが、その後、民自公談合での消費税増税や原発再稼働などの悪政を続け、離党議員が続出。大規模な“民主党離れ”がおこっています。
 今回、流動化する有権者を引きつけようと、東海地方の中心県・愛知に各党の党首クラスが次々に入り、同ブロックは「全国一の激戦区」になっています。
 今回、比例東海の政党の分岐は消費税増税問題でも鮮明です。 
 民主・自民・公明は“増税戦犯”。「維新」は“消費税11%”、「未来」「みんな」は前か後かの“時間差増税派”。 
 これにたいし日本共産党は消費税増税反対。消費税に頼らない財源政策を提言し、躍進した力で消費税増税中止法案を提出すると主張しています。
 民主党政権の裏切りは、日米安保条約締結以後60年続く米国従属・財界奉仕の「自民党型政治」を抜け出さなければ、国民本位の改革はできないことを実証しました。
 自民党型政治から脱却する「本物の改革」をめざす日本共産党の躍進が期待されます。