愛知民報

【18.04.15】安倍9条改憲NO! 3000万人署名 担い手増やし目標達成めざす

 安倍9条改憲を許さない3000万人署名は集約期限の5月3日まであとわずか。「安倍政権への怒りと憲法を語る人をもっと広げよう」と取り組みが強められています。

 

 小野寺五典防衛相は2日、政府がこれまで「存在しない」としていた陸上自衛隊のイラク派兵の「日報」が陸自内に存在していたと発表しました。
 陸自のイラク派兵は、2004年から06年にかけ「復興支援」を名目におこなわれたもの。陸自は昨年3月の時点で確認していたにもかかわらず、当時の稲田朋美防衛相に報告していませんでした。
 日本共産党の志位和夫委員長は5日、「安倍政権に政権運営能力がないことを示す極めて深刻な事態だ」として、問題の徹底究明と内閣総辞職を求めました。
 

基地のある町

「アベNO!怒りの集会in守山」に集まった人たち。マイクを握っているのは日本共産党の、くれまつ順子名古屋市議=6日、名古屋市守山区

 隊員がイラクで活動した陸自第10師団の駐屯地がある名古屋市守山区で6日、「アベNO!怒りの集会in守山」がおこなわれ、約30人が参加しました。「安倍内閣は強大な軍事力を持つ自衛隊をコントロールできないことがあらわになった」とし、即退陣を求める決議を採択しました。日本共産党の、くれまつ順子名古屋市議が参加しました。
 同集会で革新・守山の会の吉村譲さんは、「憲法9条が書き換えられれば、守山の自衛隊員が〝殺し・殺される〟現場に立たされる」と述べました。
 集会に参加した前田由美男さん(70)は、「安倍退陣をアピールするプラカードを首から下げて、駅頭やスーパー前に連日立っています。自分で集めた3000万人署名は900人分を超えています」と話しました。 

 

SNS活用

 4日憲法改悪反対愛知共同センターが開いた交流会で、SNSを使った情報拡散が呼びかけられました。
 「ママアクション@愛知」の田巻紘子弁護士は、「安倍改憲で子どもの命が奪われてはいけない。学んだ情報を少しずつでも周りに広げよう」と訴えました。

憲法改悪反対愛知共同センターの交流集会=4日、名古屋市

 

学習会を大いに 自由法曹団愛知支部事務局長(弁護士) 加藤悠史さん

 

加藤悠史弁護士

 県内の弁護士でつくる自由法曹団愛知支部、青年法律家協会あいち、東海労働弁護団の3団体は、憲法を語り、3000万人署名を推進する人をたくさんつくろうと、学習会の講師派遣に力を入れています。
 加藤悠史自由法曹団愛知支部事務局長は、「弁護士が分かりやすく、安倍9条改憲、北朝鮮のミサイル問題、教育無償化など問題点を解説します。お昼休みのランチ学習会、組合や団体の役員会議の前などミニ学習会を大いに開きましょう。少人数でもOK。費用はご相談ください」と語っています。
 問い合わせ=名古屋北法律事務所☎052(910)7721(担当・熊谷さん)