愛知民報

【11.09.11】図書館はラピオの活用で 小牧市 日本共産党の提案に大きな期待

 
 小牧市と民間が共同出資した小牧駅西の再開発ビル「ラピオ」の空きフロアを「図書館として活用を」という日本共産党の提案に、市民の期待が寄せられています。

 市はラピオ建設に160億円の税金を投入しましたが経営は厳しく、さらに巨額の税金で救済。それでもテナント撤退が続き、3階フロアはシャッターが降り、閉鎖されています。

 共産党市議団は数年前から、30億円もする新図書館の単独建設ではなく、ラピオの活用を提案。当時の市長はこれを受け入れ、いったんは空きスペースを図書館にすることが決まりました。

 ところが今年3月に就任した山下史守朗(しずお)市長は、「空床の活用は民間の出店者をさがしてもらう。結論は半年をメドに」と対応を変更しました。しかし半年の期限が近づいても解決できませんでした。

 共産党の竹内さとみ議員は1日の議会で、市長を「今のラピオ経営では会社がつぶれるか市の支援を増やすかだが、税金を投入し商業ビルを維持するのは許されない」と追及。市長は「図書館の可能性は否定できない」と答弁せざるを得ませんでした。

 共産党市議団は?むだ遣いのブレーキ役?として広く知られており、これまでも市庁舎駅西移転中止で60億円、農業公園計画の白紙で33億円を節約させました。さらに新図書館でラピオ3階を活用すれば30億円の節約ができます。

 竹内議員の質問について、他会派の議員から「市政は共産党が言うとおりに動いているなあ」の声が出ました。