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「働きたいが仕事ない」 コロナ禍電話相談に深刻な声

深刻な実態が寄せられた相談会場=23日、名古屋市熱田区

 「第10回コロナ災害を乗り越える いのちとくらしを守るなんでも電話相談会」が全国各地で開かれた23日、愛知県の会場にも「パワハラでうつになり退職した」、「働きたいが仕事がない」など深刻な相談が寄せられました。

 愛労連(愛知県労働組合総連合)は、県弁護士会と協力して弁護士や社労士、労働相談員ら23人が交代で対応しました。

 トヨタ系企業の派遣社員から「部品がなく、11月末まで休めと言われた。これまで時短で何度か休みがあったが休業手当が出されず、生活が厳しくなっている」と相談。相談員は、休業支援金の申請をするよう答えました。

 70代の男性から「体は健康でまだまだ働きたいが、仕事がない。高齢者でも働けるようにしてほしい」との相談がありました。

 愛労連の竹内創事務局長は「コロナの感染は落ち着いているが景気は持ち直しておらず、働きたくても仕事がない状況がある。個人と事業者両方に対する支援が必要」と話しました。

(10月27日しんぶん赤旗)