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沖縄の問題は日本の問題 愛知からできること 稲嶺氏が講演

辺野古新基地建設ストップへ、一人ひとりができることを公園する稲嶺氏=15日、名古屋市熱田区

 沖縄とつながり、辺野古を止めよう―。名古屋市内で15日、稲嶺進前名護市長を招いた交流のつどいが開かれ、450人が参加しました。県平和委員会と安保破棄県実行委員会が主催。

 文化企画として、名古屋青年合唱団が「みるく世がやゆら」などを熱唱。「沖縄を返せ」が合唱する中、稲嶺氏が登壇すると満場の拍手が沸き起こりました。

 稲嶺氏が講演し、「辺野古沖はマヨネーズ状の地質。今後埋め立て工事を行うには、設計変更をしなければならないが、その許可を出すのは知事。翁長知事が許可を出すことはないと考えている」と指摘。新基地建設工事を止める最大の方法は「翁長知事が11月の知事選後も、知事として仕事ができるようにすること。その環境をつくっていかないといけない」と話しました。

 稲嶺氏は、沖縄に行かなくてもできる支援方法として、SNSの活用を呼びかけ。「米軍基地など、沖縄の問題は日本全体の問題でもある。身近な問題として、SNSで情報を発信してほしい」と訴えました。

 県平和委員会の矢野創事務局長が愛知からできる沖縄支援行動を提起。新たな埋め立て工事にノーの意思を示す署名や、沖縄県知事選と沖縄統一地方選への支援、募金などを呼びかけました。

 最後に「沖縄今こそ立ちあがろう」を参加者全員で歌い、連帯の思いを新たにしました。

 参加した70代女性は、「稲嶺さんの話は分かりやすくてよかった。現地には行けないが、愛知からできることで支援していきたい」と話しました。

(7月18日 しんぶん赤旗)