ニュース

平和の願いを歌声に乗せて 名古屋・合唱発表会

 
 歌や演奏で交流、学び合おう ― 。「2015名古屋中地区のうたごえフェスティバル」合唱発表会が5月30日、名古屋市天白区で行われ、31団体が出場しました。のべ420人が聞き入っていました。

 11月、愛知県で29年ぶりに開催される「日本のうたごえ祭典in愛知」の予選会ともなっており、審査で推薦を受けた団体は7月、県段階の発表会に出場できます。

 戦後70年、戦争法案が国会に出される中での発表会。平和を願う歌、伸びやかに命を歌い上げる団体が多くありました。「おじさん」の思いをコミカルに歌い笑いを広げた団体など多彩な個性も表現されました。

 核不拡散条約(NPT)再検討会議行動に参加した和太鼓邦楽演奏集団「打歓人(だかんと)」代表の堀江達郎さんが「ニューヨークで大合唱も起こり、反核が合言葉になった」などと報告しました。

 発表会には5団体が初参加。弁護士で結成した「ケンちゃん&ゲンちゃん」の夏目武志代表は「大勢の前で歌うのも初めて。平和のメッセージが音楽を通してより伝わることがわかり刺激を受けた」と話しました。

 前日には「いのちひからせてコンサート」が開かれました。

(6月5日)