愛知民報

【17.07.09】日本共産党衆院小選挙区予定候補の抱負 愛知13区 下島良一 地域農業守る先頭に 

 18歳から農業を始めて54年。碧南市農業委員は45年務めました。農業の変化を現場で体験してきました。

 1960年代、需要が伸びる農産物の生産を増やし、需要が減る農産物の生産を減らす選択拡大政策が進められました。農家は資金を借り入れ、養鶏、養豚、温室栽培などに転換しました。さらに、70年代には減反政策により稲作農家が減少していきました。90年代には農家と消費者を結ぶ産直運動が始まり、全国に産直センターができ、農家は自分で価格をつけて農産物を売るようになりました。

 農産物の輸入を増やし、国内農業を破壊するTPP協定は米トランプ政権の自国保護政策で頓挫しましたが、安倍自公政権は固執しています。日本の地域農業を守るたたかいはまだ続いています。

 国民の食べ物をつくる農家の立場から、原発ゼロを何としても実現したい。2日に「碧南9条の会」主催で、原発問題学習会をおこないました。

 放射能汚染は人間の力でコントロールできません。汚染されれば、先祖伝来の土地、家を奪われ、生活と生命が危機にさらされます。

 全国の原発を廃炉にするために、地域での世論形成に全力をあげます。再稼働を進める安倍内閣は一刻も早く退陣すべきです。私も全力でたたかいます。

 【下島(しもじま)さんの略歴】党西三河地区委員、元碧南市議(5期)

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