愛知民報

【18.08.26】環境団体が名古屋市長に迫る リニア名古屋駅 立ち退き強制するな

  愛知県内の環境団体や公害病患者団体などでつくる「健康と環境を守れ!愛知の住民いっせい行動実行委員会」(野呂汎会長)は10日、河村たかし名古屋市長との交渉をおこないました。
 リニア中央新幹線の問題で会側は、地上から掘り下げて後から埋め戻す開削工法で地下に駅施設を造る名古屋駅周辺の地権者の生存権・生活権を守るよう要請しました。
 リニア名古屋駅を造るには大規模な立ち退きが必要となります。現行の名古屋駅の東西約1㌔㍍が対象地域です。会側は、「住民は『住み続けたい』と思っている。しかしJR東海から土地取得を委託されている名古屋まちづくり公社は強制収用を前提にしている」と批判しました。
 河村市長は、「リニアを造らないほうがいいという立場ではないが、丁寧にやる」と答えました。
 また、会側は名古屋南部地域で排ガスによる環境汚染を防止するため大型車の中央寄り車線走行を求める「国道23号線通行ルール」の周知徹底を要求。「道路で旗振りをやる」という名古屋港管理組合議会での市長答弁に触れ、「市長も旗振りを一緒にやれ」と行動を求めました。
 日本共産党市議団が同席しました。