愛知民報

【18.08.26】安倍首相 秋の臨時国会 改憲発議ねらう 「戦争する国」阻止 3000万署名さらに

 安倍首相(自民党総裁)は12日、地元・山口県での講演会で、9月の自民党総裁選に関連して「自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう取りまとめを加速すべき」と述べました。
 総裁選後に予想される秋の臨時国会に自民党の改憲案を提出。衆参両院の3分の2以上の賛成をえて、国会の改憲発議に持ち込む魂胆です。
 憲法に自衛隊を明記する安倍改憲は、9条を空文化し、自衛隊が無制限に海外で武力行使できるようにするものです。
 国民の多数は改憲を求めていません。今月のNHKの世論調査でも、自民党総裁選で議論してほしい争点として、「経済・財政政策」26・5%、「地方の活性化」20・1%にたいし、「憲法改正」は6・4%にすぎません。
 15日のアジア・太平洋戦争終戦記念日に、日本共産党は全国各地で街頭宣伝をおこないました。
 名古屋では、金山総合駅前で本村伸子衆院議員、すやま初美参院愛知選挙区候補らがマイクを握り、「反戦平和の党の歴史にかけて安倍改憲を阻止する」「世界で唯一の戦争被爆国として核兵器のない平和な世界をつくる責任を果たしていく」と語りました。
 秋に予想される臨時国会に向け、「安倍改憲NO!」の3000万署名運動が強まっています。
 19日、名古屋市天白区では、約100軒を訪問し、72人の署名が集まりました。
 3000万署名をすすめる安倍9条改憲NO!あいち市民アクションは今月25日午後1時半より名古屋駅前のウインクあいちで改憲発議阻止集会を開きます。戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会共同代表の福山真劫氏が講演します。  

アジア・太平洋戦争終戦記念日に街頭演説する本村伸子衆院議員(左)、すやま初美参院愛知選挙区候補=15日、名古屋市・金山総合駅前