愛知民報

【16.03.06】東日本大震災から5年 防災強化、原発ゼロへ決意新た 復興支援活動の体験語る

 東日本大震災被災地の復興支援ボランティア活動に参加した日本共産党の、たけだ良介、すやま初美両参院予定候補。その体験を国政に生かす意気込みを両候補に語ってもらいました。

岩手県陸前高田市で活動 日本共産党参院比例代表予定候補 たけだ良介さん

 
 2011年5月、私は当時、日本民主青年同盟長野県委員長でした。仲間と一緒に岩手県陸前高田市で復興支援活動に参加しました。津波に襲われた沿岸部はがれきの山でした。片付け作業では、家族を亡くされた方に何と声をかけていいか悩みました。
 2度、3度と被災地に支援物資を届けました。仮設住宅を訪問する中で、「避難生活が長期化し、変わっていく要望にどうこたえていくか」は、私たちにも、行政にも鋭く問われました。
 この3月1日、2日、福島県へ行きます。震災、原発事故に苦しめられている被災者のみなさんに心を寄せたい。
 しかし、その心を踏みにじるように、川内原発、高浜原発が再稼働。安全対策は「万全」どころか、汚染水漏れが発生。避難計画も問題だらけです。高浜1、2号機という40年経過の老朽原子炉まで再稼働申請がされました。原発マネーにまみれていない日本共産党の躍進で、原発ゼロと自然エネルギーの普及をすすめる決意です。

宮城県亘理町、山元町、福島県南相馬市で活動 日本共産党参院愛知選挙区予定候補 すやま初美さん

 
 2011年3月の東日本大震災当時、私は商業デザイナーとして広告会社に勤めていました。勤続10年の会社を退職し、同年9月、日本共産党が宮城県仙南地方に設けたボランティアセンターへ向かいました。
 山元町と亘理(わたり)町では仮設住宅を訪問。被災者の要望を聞きながら支援物資を届けました。両町は津波の被害が大きかった地域です。一瞬で生活の基盤が壊されたという現実を目の当たりにしました。
 翌12年8月には、福島県南相馬市に設けられた日本民主青年同盟のボランティアセンターに入りました。原発事故で放射線量が高いため、立ち入りが制限され、復旧が遅れていた地域でした。
 私たちは津波で浸水した店舗で、散乱した家具や流入した泥の片付け作業をおこないました。
 愛知は、南海トラフ巨大地震が起きれば23万人が犠牲になるという甚大な被害が想定されています。地震・津波から県民の生命と財産を守るため、防災強化と原発ゼロの実現にがんばります。