愛知民報

【16.01.03】2016年 新年ごあいさつ 日本共産党愛知県委員長 岩中正巳 参院選 比例850万票。県内43万票獲得 愛知選挙区・すやま初美勝利を

 新年おめでとうございます。一昨年の総選挙での躍進に続き、昨年のいっせい地方選挙で12年ぶりに複数での県会議席の獲得、名古屋市議選で史上最高の12議席の獲得など大躍進を勝ちとることができました。

 県議会で、日本共産党県議団は唯一の野党として大きな役割を発揮し、県民の県議会への請願が日本共産党県議団の紹介で議会に提出され、口頭陳述ができるようになるなど、「オール与党」県政に風穴を開ける変化が生まれています。

 さらに、昨年は戦争法反対の空前の規模の国民的たたかいが広がり、愛知でもシールズ、ママの会、学者・文化人、弁護士会のみなさん、女性のレッドアクションなど県内各地で一人一人の県民のみなさんが、自らの意思で次々に立ち上がる状況が広がりました。

 日本共産党の選挙での躍進と、国民的たたかいでの各界・各層のみなさんとの共同を通して、日本共産党への新たな期待と共感が大きく広がっています。

 安倍政権は、昨年9月19日に多くの国民の反対の声を踏みにじり、憲法違反の戦争法を強行しました。この暴挙を受けて日本共産党は「戦争法廃止の国民連合政府」の実現をよびかける提案を発表。野党間での話し合いや戦争法反対でともにたたかってきた団体・個人のみなさんとの懇談を広げています。いま、日本共産党の「提案」の方向は、国民の中でひとつの流れになりつつあります。

 「提案」を実現させる最大の力は「戦争法廃止」を求める国民の世論と運動の発展です。私たちは「戦争法廃止の2000万人統一署名」を5月3日の憲法記念日までにやりあげる取り組みの先頭に立ち、党として県内43万人以上の署名を集めぬく決意で取り組んでいます。そして、さらに共同のたたかいを発展させていきます。

 同時に、半年後に迫った参議院選挙で、戦争法を強行した自民・公明を少数派にしていくことが、「国民連合政府」実現の展望を切り開くうえでも決定的に重要です。日本共産党は、「比例850万票、得票率15%以上、県内43万票」、「比例を軸に、比例代表選挙で、たけだ良介をはじめ8議席以上を」、「定数4の愛知選挙区で、すやま初美勝利」を必ずやりぬく決意です。全国32の一人区で野党が選挙協力し、勝利をかちとる課題に正面から挑んでいくことが重要です。年初から、全有権者規模の宣伝、対話・支持拡大、後援会活動、党勢拡大など、やるべきことをやりぬいて必ず勝利をかちとる決意です。

 暴走を続ける安倍政権は、野党が一致して求めた臨時国会開催に背を向けました。1月4日から、通常国会が始まります。戦争法はもちろん、消費税10%増税、原発再稼動、TPP、沖縄新基地など重要な課題が山積する国会となります。私たちは、国会論戦と結んで、各分野の「一点共闘」をさらに大きく発展させ、安倍政権打倒と新しい政治を実現するために全力をあげます。

 みなさんにとって新年が良い年になるように心から願っています。