愛知民報

【15.08.09】被爆・戦後70年 原爆犠牲者を偲ぶつどい 運動の継承を強調

 
 愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は3日名古屋市昭和区で、原爆犠牲者を偲ぶつどいを開き、550人の被爆者、遺族、市民が参列しました。
 今年で広島・長崎の原爆投下から70年が経過。愛知県ではこの1年で103人の被爆者が亡くなりました。
 愛友会の恩田明彦理事長は、今年3月末時点で県内の被爆者数は2207人、平均年齢が77・7歳であることを報告。自身の被爆体験について「広島で8人の家族全員が被爆しました。3歳のときでした。昨年までに6人亡くなりました」と語り、若い世代への運動の継承を訴えました。
 若者を代表して、古川大暁さん(日本民主青年同盟愛知県副委員長)が「誓いの言葉」を朗読しました。古川さんは「被爆者の証言活動が核兵器の非人道性を浮き彫りにし、反核運動を支えてきた」と述べ、原水爆禁止世界大会の成功と戦争法案を阻止するための決意を表明しました。
 日本共産党の、しもおく奈歩県議、山口清明、さいとう愛子、柴田民雄の各名古屋市議も参加しました。