愛知民報

【14.02.23】再稼働申請の撤回を 日本共産党 浜岡原発で中電に

 
 中部電力は14日、浜岡原発4号機(静岡県)の再稼動に向け、原子力規制委員会に新規制基準への適合性の確認審査を申請しました。
 日本共産党の、もとむら伸子・参院愛知選挙区予定候補と愛知県議候補らは13日、同社に再稼動申請の撤回を要請。同時に原発依存度が低い中部電力が真っ先に原発からの撤退を宣言すること、自然エネルギーの爆発的普及のために努力することを求めました。
 応対した広報担当者は、原発再稼働の態度に固執しました。
 同原発は東日本大震災直後の2011年5月、政府の要請で4、5号機の運転を停止し、3号機の運転再開を見送りました(1、2号機は廃炉作業中)。
 その後、中電は「津波対策」として、発電所敷地前面の海岸沿いに高さ18?の防波壁を設置し、その後22?にかさ上げしました。
 同原発は南海トラフ巨大地震の想定震源域の直上にあり、世界一危険な原発といわれています。大地震が起きれば津波被害だけでなく、大きな揺れや地割れで原発の設備そのものが壊れる危険が指摘されています。
 原発再稼働に反対する県民運動が各地で取り組まれ、多くの国民・県民が「原発ゼロ」を願っています。
 日本共産党の井上さとし参院議員と愛知、静岡、岐阜、三重各県の同党代表は、中部電力が再稼働申請を表明した直後の昨年10月4日、同社に再稼働申請の断念と同原発の永久停止・廃炉を求めています。