愛知民報

【13.06.23】「命を粗末にするな」 政治を変えよう 各団体が多彩に

名古屋で反自民「でらデモ」

 
 暴走する安倍自公政権の打倒を呼びかける「でらデモ」=でぇーりゃあ(すごい)デモ=が16日、名古屋市の繁華街で行われました(写真)。

 毎週金曜日に関西電力東海支社前で原発再稼働に抗議する若者らが企画。ツイッターなどで「命を粗末にする政治にはもう黙っていられない。希望を感じながら生きられる社会をつくろう」と呼びかけ、約120人が参加しました。

 主催者のチェリー・ルゥさんは「安倍政権は危ない。原発推進、TPP参加、憲法改悪を許さないために?自民党を選ぶべきじゃない?とアピールしましょう」と訴えました。

 繁華街をドラム、タンバリン、ラッパなどを鳴らしながら賑やかに行進。「ノー、ノー自民党」「憲法守ろう」「選挙に行こう、みんなで変えよう」などとコールしました。

 ゴジラの面で?怒っとるでよ?と意思表示していた千種区の男性は「脱原発の行動でつながった人たちが政治全体を変えなければと気づき、輪を広げていることが素晴らしい」と話しました。

 日本共産党の八田ひろ子元参院議員も参加し、激励のあいさつをしました。

社会保障拡充を 愛知県社会保障推進協議会が宣伝

 愛知県社会保障推進協議会は13日、名古屋市昭和区の八事山興正寺前で、民・自・公3党が昨年強行した「社会保障制度改革推進法」を廃止し、社会保障拡充を求める署名を集めました。

 同法は、病院窓口負担増、介護保険給付の範囲縮小、年金額カットと給付年齢の先延ばしなど社会保障を“自己責任”とし、憲法25条で定める国の責任を放棄するもの。

 小松民子事務局長は「みなさんの声が、大村知事の福祉医療有料化や河村名古屋市長の保育料値上げを撤回させました。今度は国の政治を変えましょう」と訴えました。

 署名した千種区の女性(78)は「今でさえ生活はギリギリ。消費税があがったら暮らせません。皆さん方の運動が頼り。お願いしますよ」と話しました。

解雇自由化許さぬ 労働法制連絡会が訴え

 「安倍内閣の『成長戦略』で、労働者の使い捨てが当たり前の社会がつくられようとしています」―。愛知県労働組合総連合(愛労連)や弁護士らでつくる労働法制愛知連絡会が14日、名古屋市で行った訴えに大きな関心が集まり、ビラが次々と受け取られました。

 ?世界で一番企業が活動しやすい国?にすると言う安倍首相。その中心は、解雇の自由化、正社員の非正規化、サービス残業の合法化などです。

 樽井直樹弁護士、榑松佐一・愛労連議長らがマイクで「正社員が消えるような無謀な改悪をやめさせるため、政治を変えましょう」などと訴えました。

 港区の学生(21)は「えっ、マジっすか?僕らが正社員になれなかったら、社会は成り立ちませんよ」と語気を強めました。