愛知民報

【13.04.28】名古屋市長選 柴田たみおさん 革新票伸ばす 要求実現に道開く

 4月21日投開票の名古屋市長選挙で、日本共産党が参加する革新市政の会推薦の柴田たみお候補は、“選挙モンスター”と呼ばれる現職の河村たかし候補、“アベノミクス”との協調をうたう前自民市議の藤沢ただまさ候補を相手に回し、前回の革新票に比べ2万5458票、得票率で4・91ポイント増やす健闘をしました。

 柴田候補は選挙前から、市民団体や日本共産党市議団と連携し、保育料値上げや敬老パス改悪に反対する運動を展開。保育料値上げは中止になり、河村候補は敬老パス制度の維持・利用拡大を言明するにいたりました。

 福祉日本一、中小企業支援・雇用拡大、平和憲法堅持を訴えた柴田候補は選挙後、「名古屋がすすむべき方向を示した自負がある」と語りました。

 河村候補は知名度の高さで当選しましたが、前回に比べ23万票減らしました。自ら率いる地域政党「減税日本」は崩壊寸前。河村政治のゆきづまりを露呈しました。

 自民、民主が支援した改憲タカ派の藤沢候補は、安倍政権直結の成長戦略を主張。しかし、昨年の総選挙での両党の比例票合計約38万票の半分にとどまり、“安倍頼み”は成功しませんでした。

 

市議補選 日本共産党 衆院選比例票比 守山区で1.8倍、南区で1.2倍

 名古屋市長選挙と同日実施の守山区と南区の名古屋市議補欠選挙で、日本共産党候補は昨年暮れの衆院選比例得票を伸ばしました。

 守山区のくれまつ順子候補(元)は、比例得票の1・87倍にあたる9430票を獲得。今夏の参院選得票目標も突破しました。

 南区の高橋ゆうすけ候補は告示2週間前に立候補表明した34歳の新人。比例票の1・21倍の5682票をとりました。いずれも次回議席獲得の足がかりをつくりました。