愛知民報

【10.04.25】消費税値上げ 民主・自民、財界が“合唱” 「増税許さぬ」とシンポジウム 革新・愛知の会

 
 鳩山首相や菅直人財務相ら民主党政権内から消費税増税の論議を進める発言が相次ぎ、自民党から歓迎する声がでています。日本経団連は13日、10%台後半への税率引き上げを提言。国民から消費税増税への不安が広がっています。

 17日、平和・民主・革新の日本をめざす愛知の会(革新・愛知の会)が名古屋市中区で開いたシンポジウムで建設業者から「業者つぶしの悪税だ」と怒りの声が上がりました。

 鬼頭登・津島民主商工会副会長は「消費税は預かり税という性格がありますが、個人事業主の経営は厳しく、消費税を納める時期にまとまったお金を用意できる保障はありません。払いたくても払えないのが実態」と発言しました。

 元請けから単価を値切られたうえに「『消費税込み』と消費税を負担させられる。どこで利益が出るのか」と鬼頭さん。消費税が払えないと、税務署に生命保険や売掛金まで差し押さえられ、倒産・廃業に追い込まれかねません。

 シンポジウムでは「消費税は廃止すべき。まずせめて以前の3%に戻してほしい」という意見が相次ぎました。