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めざせ最賃1500円 愛労連が全国一律求め宣伝

全国一律の最賃引き上げを求め宣伝する愛労連の人たち=1日、名古屋市中村区

 「最低賃金を全国一律にせよ」―。新しく改定された最低賃金が実施される1日、名古屋駅前で全国一律の最賃制度創設、最低賃金1500円を求める宣伝をしました。

 愛知県労働組合総連合(愛労連)が呼びかけ組合員ら15人が参加。「最賃底上げを」、「めざせ1500円」と書いたノボリを掲げ、通勤、通学する人たちに全国最低賃金額一覧や日本の最賃の問題点を書いたビラを配布しました

 知崎広二・愛労連議長や林達也・自治労連愛知県本部委員長らが、全労連などが開いた国会集会に与野党議員が参加したことを紹介。「愛知県28円上がり時給926円になった。東京都、神奈川県が1000円を超えた一方、沖縄など16県は790円。東京都との差は223円もある。労働者が都市部に集中し、地方が疲弊する。全国どこでも8時間働けば普通に暮らせる賃金にしよう」と訴えました。

 ビラを受け取った男子学生(21)は「岐阜市から名古屋市の学校に通っている。岐阜は愛知より最賃が75円も低い。当然、アルバイトは名古屋でやっている」。介護施設で働く女性(28)は「非常勤なので時給制。最賃より少し高い950円。親と同居だから生活できるが、自立して一人暮らしは無理」と話しました。

(10月2日 しんぶん赤旗)