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不交付の議事録なし あいちトリエンナーレ 本村議員に文化庁回答

 文化庁が国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金「全額不交付」を決定した問題で1日、「全額不交付」を決定した同庁での審査の議事録が存在しないことが分かりました。日本共産党の本村伸子衆院議員が「全額不交付」決定の審査議事録を請求したのに対し、文化庁参事官(文化創造担当)の名で「審査の議事録はございません」と文書回答しました。

 萩生田光一文科相は撤回決定について、展示継続が難しくなる事態を愛知県が認識していながら申告せず、「補助金の申請上、不適切な行為が認められた」と述べていますが、議事録が不存在であるため「不適切」とした根拠を検証することができません。「萩生田氏の独断では」との批判が出ています。

 申請段階での展示困難の懸念や警備体制などについては、申請規定も申告義務もありません。

 4月25日付の有識者による審査会を経ての文化庁の補助金「採択通知」撤回ありきで、後から理由をこじつけた「検閲」の疑いがさらに強まっています。