愛知民報

【17.08.06】知多地域で県政懇談会 しもおく県議 大型開発・カジノ批判

日本共産党の、しもおく奈歩愛知県議の報告を聞く人たち=7月29日、知多市

 日本共産党知多地区委員会は7月29日、知多市内で県政懇談会を開き約50人が参加しました。しもおく奈歩愛知県議が知多半島に関わる県政の問題点を報告しました。
 同議員は、大村秀章知事が中部国際空港(常滑市)の2本目滑走路の建設を推進する期成同盟会の会長を務めていることを紹介。「県は空港利用者が右肩上がりで伸びる〝努力目標〟を描いています。しかし根拠も目的もあいまいです」と指摘しました。
 県が空港島に建設を進めている国際展示場の問題では、「総事業費350億円を投じる巨大事業。4万平方㍍の展示ホールを使う催しを毎月開かないと採算が合わない。すぐ横にはカジノを誘致しようとしている」と述べ、大型事業に暴走する大村県政を厳しく批判しました。
 出席者からは「コミュニティバスの運賃値下げが実現。しもおくさんの議会質問が力になった」(久野たき知多市議)、「需要の根拠がない西知多道路や中部空港2本目滑走路に反対する運動に力を入れる」(西本真樹常滑市議)、「老朽化した川の護岸修理を実現したい」(内田保南知多町議)などの発言がありました。