愛知民報

【18.09.09】安全・安心の医療・介護を 愛知県医労連 人手不足解消求める

 愛知県医療介護福祉労働組合連合会(愛知県医労連)は1日、いのち守るキャラバン行動スタート集会をおこないました。行動期間は9月から11月末まで。同行動の目的は、①8時間労働で人間らしく生活できる夜勤改善・大幅増員と賃金の底上げ②憲法改悪・戦争する国づくり阻止、社会保障の充実で安全・安心の医療・介護の実現③キャラバン行動を通じた組織の拡大強化。
 10月は加盟組織のある事業所訪問、愛知自治体キャラバン、11月はドクター・ナース・介護ウエーブの成功に全力をあげます。
 県医労連が昨年行った看護労働実態調査(回答約4千人)で、過酷な看護労働の実態がうきぼりになりました。看護職員の7割が「辞めたい」と回答。その理由は「人手不足で仕事がきつい」が約50%でトップでした。

 県医労連は8月27日、愛知労働局に労働基準法・労働安全衛生法違反の取り締まり強化などを要請しました。
 労働局は、2017年度保健衛生分野の事業所に監督指導に入ったのは235件、そのうち法違反は189件で、違反率が80・4%にのぼることを明らかにしました。最も多いのは長時間労働などの労働時間違反で56・3%と半数を超えています。