愛知民報

【18.09.02】日本共産党愛知県委員会 党勢拡大「特別月間」正念場 目標達成、3割増を

 来年の参院選・統一地方選に向け各党の動きが本格化するなか、日本共産党が選挙躍進に不可欠の自力づくりとして、9月末までに前回参院選時の党勢回復を目標にしている「党勢拡大特別月間」がいよいよ正念場を迎えています。
 8月21、22の両日、日本共産党愛知県委員会が開催した夏期地方議員・候補者研修会で、岩中正巳県委員長は、
秋の政治課題として、安倍9条改憲阻止と沖縄県の知事選・統一地方選支援を強調。来年の参院選・統一地方選での党躍進の保障となる党勢拡大特別月間の目標達成と3割増への全党決起、選挙準備の推進を呼びかけました。
 岩中氏は、同党の愛知の参院選得票目標「43万票、15%以上」について、①野党連合政権をめざす党綱領実現に道をひらく、②参院比例の井上さとし参院議員の4選と7議席獲得、愛知選挙区すやま初美候補勝利の土台③愛知県議選・名古屋市議選・市町村議選躍進の土台になると「3つの意義」を示しました。
 そのうえで比例「43万票、15%以上」獲得の保障は党勢拡大だと力を込めましました。
 愛知県の同党は「特別月間」の6、7月に、近年最高の117人の新入党員を迎えています。
 学生、保育士、民間労働者、公務員、弁護士、キリスト教牧師ら多彩な人たちが入党しています。
 入党をすすめるパンフレットの内容や志位和夫共産党委員長の党創立96周年記念講演が入党の決意をうながしています。

 

地方議員 豊かな実績に住民信頼

 夏期議員・候補者研修会では、党勢拡大の決意表明が相次ぎました。
 わしの恵子県議団長(名古屋市西区選出)は、前回の県議選で12年ぶりに復活した日本共産党愛知県議団が、障がい児が通う特別支援学校の教室エアコン設置、県営住宅修繕などの画期的な成果をあげてきたことを紹介。来年4月の県議選での議席躍進をめざし党勢拡大に力を入れると語りました。
 田口かずと名古屋市議団長は、前回市議選で5議席から12議席に躍進し、就学援助の入学準備金の入学前支給、生活保護世帯へのエアコン設置費貸付の改善など市民の切実な要求をつぎつぎ実現、定数7減の次期市議選で議席を守り増やすには党勢拡大が絶対必要と強調しました。
 豊橋市の中西光江市議は、支部と連携した党勢拡大の経験を報告。議員自身が党勢拡大目標を持ち、相手に正面から入党を訴えることが大切と強調。入党をすすめるパンフレットやDVDを活用し、党員と「しんぶん赤旗」読者を増やしていると語りました。 

 

共闘勝利と共産党躍進へ 強く大きな党を 井上さとし参院国対委員長が強調

 夏期地方議員・候補者研修会で、井上さとし参院国対委員長が「野党共闘の力と共産党の値打ち」と題して講演しました。
 「野党国対委員長連絡会の定例化、野党幹事長書記局長会議への国対委員長の同席、野党合同の院内集会は8回、省庁の担当者を呼んだ野党合同ヒアリングは11テーマ118回に及んだ。裁量労働制の拡大の削除や改憲手続法の審議入り阻止など大きな成果をあげた。野党共同提出法案は20本。与党幹部も『共産党が加わっているから手ごわい』と述べている」と野党共闘の成果を紹介。
 来年の参院選での市民と野党の共闘の勝利、日本共産党の躍進を実現するため日本共産党を強く大きくしようと訴えました。