愛知民報

【17.11.19】立憲主義を再始動し安倍改憲を止める街宣 健在 市民と野党の共闘 市民連合@愛知、市民と野党をつなぐ会@愛知主催

 安倍“壊憲”政治に対じし野党共闘を求める市民運動は、総選挙後も健在です。一昨年の安保法制=戦争法案反対のたたかいのなかで生まれたこの市民運動は、昨夏の参院選では野党共闘の“かすがい”となり、全国11の1人区で野党統一候補を勝利させました。この10月の総選挙で愛知の市民連合と、市民と野党をつなぐ会は、3野党や候補者と政策協定を結び、愛知1区、3区、5区の野党統一候補当選(比例復活含む)の力になりました。総選挙後、政策協定の安倍9条改憲阻止の共同行動を開始しています。

聴衆の声援にこたえる(左から)山本太郎自由党共同代表・参院議員、福島みずほ社民党副党首・参院議員、近藤昭一立憲民主党副代表・衆院議員、本村伸子日本共産党衆院議員=12日、名古屋駅前

 「市民と立憲野党の共闘で安倍9条改憲の阻止、立憲主義の回復を」と、日本共産党、立憲民主党、社民党、自由党の国会議員を招いた街頭宣伝が12日名古屋駅前でおこなわれました。主催したのは、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合@愛知と市民と野党をつなぐ会@愛知。
 市民連合@愛知、市民と野党をつなぐ会@愛知は総選挙にあたり、安保法制の廃止、立憲主義回復、安倍9条改憲反対などの政策で一致する候補者と政策協定を結び、推薦・支援しました。
 日本共産党の本村伸子衆院議員、立憲民主党の近藤昭一副代表・衆院議員、社民党の福島みずほ副党首・参院議員、自由党の山本太郎共同代表・参院議員が並び、それぞれ安倍政権の暴走政治を糾弾しました。
 本村氏は、安倍9条改憲について「自衛隊員の命を危険にさらすもの。政府はイラク戦争に自衛隊を派遣した政策判断の誤りを反省していない。憲法軽視の安倍政権と全身全霊でたたかう」と訴えました。
 近藤氏は、「特定秘密保護法、安保関連法、『共謀罪』法、いずれも〝立法改憲〟。政治の主役を国民に渡そうとしない安倍政治は〝美しい国〟とは言えない」と強調。
 福島氏は、「自民党は首相の権限を強化する緊急事態条項を憲法に入れることをもくろんでいる。ヒトラーに権限を集中したナチス・ドイツの授権法と同じ」と批判。
 山本氏は、「憲法は権力者をしばる最高法規。権力者がしばりを緩めるのは話が逆転している」と力説しました。
 白井えり子、島村きよみ、舟橋よしえ、山田久美の無所属日進市議がそろって登壇。白井氏は「安保法制の廃止をめざす集会を続けてきたことが衆院選で市民と野党をつなぐベースになった」と報告。安倍改憲については「平和でなければ行政は吹き飛びます。許せません」と述べました。

市民連合@愛知が推薦候補と結んだ政策協定

①安保法制の廃止
②立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣 議決定の撤回を含む)
③憲法違反を重ねてきた安倍政権がさらに進め ようとしている憲法改正、とりわけ第9条改 正への反対
④個人の尊厳を擁護し市民の意見を反映する政 治の実現
⑤原発再稼働反対と原発に依存しない新しいエ ネルギー政策の確立