愛知民報

【16.12.25】4月の名古屋市長選に向け要求交流集会 革新市政の会 安心・安全の市政実現こそ

 
 4月に名古屋市長選挙がおこなわれます。
 河村たかし市長は、リニア中央新幹線頼みの大規模再開発や名古屋城天守閣木造復元など大型事業優先の政策を進めています。その一方で、市立病院・保育園の廃止・民営化、小学校給食調理の民間委託化、図書館への指定管理導入など、公的責任を放棄しています。
 名古屋革新市政の会は12月13日昭和区の市公会堂で、春の市長選挙をめざす要求交流集会を開き、約400人が参加しました。
 各分野から「子どもが通っている保育園が民営化される。地域と一緒に発展してきた園なのに市は住民説明会を開こうとしない」(父親)、「学生は高い学費に苦しんでいる。市独自の給付型奨学金制度の実現を」(日本民主青年同盟愛知県委員会)、「リニア工事による環境悪化が不安。名古屋駅周辺の立ち退き強要はやめよ」(リニアを考える愛知連絡会)、「保険料滞納による保険証取り上げで受診できない。症状を悪化させ救急搬送された」(国保をよくする会)、「介護予防・日常生活支援総合事業で、今までどおりの介護サービスを提供せよ」(全日本年金者組合愛知県本部)、「学校給食委託化でアレルギー児への対応がきちんとできるのか」(小学生の母親)―と切実な願いが語られました。
 近藤直子日本福祉大学名誉教授が講演。「安心・安全の市政は市民の基本的人権の保障」と指摘しました。
 同会が作成した学習用動画『こんな名古屋に』が上映されました。DVD化やネット配信される予定です。