愛知民報

【16.12.04】県営名古屋空港見学施設 ゼロ戦展示見送り

 愛知県は、県営名古屋空港(豊山町)内で建設中の見学施設「あいち航空ミュージアム」に、三菱重工が開発・製造に関わってきた旅客機YS11など民間機4機を展示する方針を固めました。
 大村秀章県知事は、1日開会した12月県議会に、展示物の製作・設置に必要な費用約8億8800万円を盛り込んだ補正予算案を提出しました。
 来年11月の開館時に、旧日本軍の三菱製零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の実機展示は見送る方向です。
 日本共産党のしもおく奈歩議員は、昨年の5月臨時議会で、「太平洋戦争末期に多くの若者が命を落としたゼロ戦の展示は戦争美化につながる」と追及。復元機の展示を県が検討していることに反対意見を述べていました。