愛知民報

【16.06.19】愛労連が最賃引き上げ宣伝 

 
 愛知県労働組合総連合(愛労連)は11日、名古屋市中区の街頭で最低賃金(最賃)の引き上げを求める署名を呼びかけました(写真)。同署名は愛知労働局や県最賃審議会など関係機関に提出されます。
 また同行動は、希望する最賃額を問うシールアンケートをおこない、回答した103人のうち40人が「1300円」、39人が「1000円」にシールを貼りました。
 豊山町の大学生は「岐阜県でアルバイトをすると時給780円で愛知県より安い。全国一律の最賃が実現するとうれしい」と答えました。
 愛知県の最賃は時給820円です。愛労連は今年2月、時給820円、週休2日で月22日就業して得られる14万4320円から厚生年金、健康保険、雇用保険、所得税、住民税を差し引いた11万8011円で1カ月生活する「最低賃金生活体験」を実施しました。参加した組合員からは「お化粧もしないのに赤字」という厳しい実態が寄せられています。
 愛労連は今年1月の臨時大会で、最低生計費調査の結果を「大幅賃上げの根拠」と強調。最賃をただちに全国一律1000円以上に引き上げ、1500円をめざす方針を確立しています。