愛知民報

【16.05.22】「比例は日本共産党」 たけだ良介参院比例予定候補 駆ける

 間近に迫った参院選。日本共産党は、戦争法廃止・立憲主義回復の野党共闘の成功とともに、政党を選ぶ比例代表選挙で「全国850万票以上、15%以上」を獲得して8議席を絶対確保し、9議席に挑戦します。東海・北陸信越で活動する、同党のたけだ良介比例代表候補は12、13の両日愛知県内を駆けめぐり、宣伝や各界との懇談を繰り広げました。

 
 12日、たけださんは名古屋市内でおこわれた宗教者との懇談会に出席しました。
 その後、犬山市に入り、日本共産党犬山市議団とともに山田拓郎市長を表敬訪問。戦争法、野党共闘、参院選などについて話し合いました。
 「市民が主人公の犬山市をつくる会」との懇談では、同会の伊藤政泰さん(67)から「たけださんは親しみやすい。がんばれ」と激励されました。犬山市職員労働組合の事務所では五島泰介委員長(39)と自治体職員の非正規化について意見を交換しました。

 
 13日朝、たけださんは名古屋市天白区の名城大学近くの路上でマイクを握りました。 たけださんは大学時代、学友が学費を払うためにアルバイトに追われ、中退したことに触れ、「悔しい思いをした。高い学費の根っこにある悪政をただそう」と給付制奨学金の実施を訴えました。

 
 その後、南区公害病患者と家族の会を訪問。同会の浜アヤ子会長代行(72)らから、名古屋南部地域の大気汚染の実態と企業・国を相手取った裁判闘争の成果について聞きました。たけださんは「公害の再発防止、被害者救済に全力をあげる」と語りました。

 
 豊田市内のトヨタ自動車堤工場前では、すやま初美愛知選挙区候補や豊田市議団とともに、昼勤と夜勤の交代時間に出退勤する労働者に向け「大幅賃上げで景気回復を」「戦争法廃止・立憲主義回復へ党派を超えて大同団結を」とよびかけました。通勤する車からクラクションを鳴らしての激励をもらいました。

政治を動かすたしかな力 日本共産党参院国対委員長 井上さとし

 日本共産党の議席は第1に、野党・市民の共同の推進力です。日本共産党が戦争法廃止の国民連合政府を提案して野党の選挙協力を呼びかけ、いま全国32の1人区のすべてで野党の共同が視野に入っています。
 13年参院選、14年衆院選での連続躍進がなければ、日本共産党の提案がこれほど現実政治を動かすことはなかったでしょう。いっそうの躍進が国民連合政府実現への確かな道となります。
 第2に、国民の声と結んだ具体的提案で政治を動かす力です。13年参院選躍進後にブラック企業規制法案を提出すると、政府は直ちに企業への立ち入り調査を始め、法案の一部は政府提出の法案の中に盛り込まれました。
 第3に、自民党政治の大本にある、アメリいいなり・大企業優先というゆがみにぶれずに立ち向かう力です。その信頼があるから戦争法案の審議では、自衛隊の内部資料が次々と寄せられました。
 職場の実態を聞き取り、その無法を企業名を出して追及できるのも、企業献金に無縁だからです。