安倍自公政権による戦争法強行成立の暴挙に、国民の怒りが沸騰しています。「名古屋のデモ 成立後2倍に」(中日)など、県内各地で抗議行動がおこなわれ、「たたかいはこれから」「安倍はやめろ」「賛成議員は落選」の声が上がっています。各紙世論調査は「安保法(戦争法)は十分説明していない」と8割が回答、内閣支持率も軒並み下落しました。戦争法廃止・安倍政権打倒へ、新たなたたかいがはじまりました。
戦争で店が丸焼けに 愛知東邦大学 地域創造研究所顧問 森 靖雄さん
大学で中小企業や地域経済の研究をしてきました。戦争になったら、中小零細業者は商売ができなくなることを体験しています。
私の実家は戦時中、一宮市で家庭用品の小売業を営んでいました。私は母親と一緒に店を守っていました。小学校4年のとき、一宮空襲に遭いました。店が丸焼けになる直前に逃げ出したことをよく覚えています。
今、戦争体験者がものを言わないでどうするという気持ちでデモに参加しました。
店長説得、国会前へ SEALDsTOKAI (シールズ東海)海老原陽奈さん
アルバイトを休んで国会前の抗議行動に行ってきました。アルバイト先の店長は「安保法案賛成」と言っていましたが、戦争法案に反対するという自分の気持ちを正直に話したら、「自分の意見を持つことは大切。ぜひ行ってきなさい」と替わりの人員を確保して送り出してくれました。
国会前に集まっている人の目はみんな怒っていました。誠実さのかけらもない与党はとんでもない。賛成議員は落選させよう。
愛知県労働組合総連合議長 榑松佐一さん
日本共産党が発表した提案「『戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府』実現をよびかけます」について聞きました。
「民主主義ってなんだ」「自民党なんか感じ悪いよね」―SEALDs(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)のツイッター(インターネットの短文サイト)があっという間に全国の若者にひろがりました。
安倍自公政権が強行成立させた戦争法に全国52あるすべての弁護士会が反対し、憲法学者の大半が違憲であると表明したことは研究者、文化人を励まし、政治的な発言を普段しないタレントの中にも公然と反対する方が現れてきました。
世代を超え、圧倒的多数の国民の声が目に見える形で現わされたことが、議席数ではない政治的な力を野党にあたえてきました。
県内でもかつてない地域と規模で集会が行われてきました。元県弁護士会長らが呼びかけた集団的自衛権行使反対の「県民アピール」への賛同者は1万人を超えました。戦争法反対のたたかいは明らかに?時代の変わり目?となっています。
日本共産党の発表した「戦争法廃止の国民連合政府」は期待に正面から応えるものです。
愛労連も全力でたたかいます。
日本共産党のよびかけ
?戦争法(安保法制)廃止、安倍政権打倒 のたたかいを発展させる
?戦争法廃止で一致する政党・団体・個人 が共同して国民連合政府をつくる
?「戦争法廃止の国民連合政府」で一致す る野党が国政選挙で選挙協力を行う
賛成議員は落選に
国会で戦争法に賛成した衆院議員(愛知県内小選挙区、比例東海)と参院議員(愛知選挙区、愛知県内に事務所を持つ比例区選出議員)は次の通りです。
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【自民党】〈1区〉熊田裕通、〈4区〉工藤彰三、〈6区〉丹羽秀樹、〈8区〉伊藤忠彦、〈9区〉長坂康正、〈10区〉江崎鉄磨、〈14区〉今枝宗一郎、〈15区〉根本幸典、〈衆院比例東海〉神田憲次、勝俣孝明、八木哲也、青山周平、大見正、鈴木淳司、島田佳和、池田佳隆、〈参院愛知選挙区〉藤川政人、酒井庸行
【公明党】〈衆院比例東海〉大口善徳、伊藤渉、中川康洋、〈参院比例区〉荒木清寛、魚住裕一郎、新妻秀規