愛知民報

【15.09.06】地方議会で大きな変化 「自民党を離党しました」

 愛知の地方議会で戦争法案に反対する動きが保守系議員にまで広がっています。

議員有志の会 あま市

 
 同市議会の共産党議員2人と保守系無所属議員3人は「戦争法案に反対するあま市議会議員有志の会」を結成しました。5人の市議は8月30日、同市内で行われた「戦争法案に反対する市民の集い」に先立った街頭演説会で「戦争で日本はアジアを侵略した」「安倍首相は数の力で民主主義を押しつぶそうとしている」「戦争法案を廃案に追い込もう」などと次々訴えました。保守系無所属の八島進市議は「安倍首相はとんでもない。私は自民党を離党した」と発言しました。
 演説会では民主党の衆院議員、県議も戦争法案廃案を訴えました。

元公職者が共同 阿久比町

 阿久比町では、元町長、歴代議長、元議員ら37人の議員経験者が、同町議会に戦争法案廃案の意見書提出を求める請願を提出しました。
 公職者時代の所属党派は自民党や日本共産党など。日本共産党員の石川桂元町長は「安倍内閣をあのままにして孫子にバトンを渡せるか」と、所属党派をこえ、請願への賛同を呼びかけました。
 同請願は9月16日に採決される予定です。

元公明の町議 武豊町

 
 武豊町で8月30日に行われた街頭演説で、日本共産党の梶田進町議と、集団的自衛権行使容認に反対し昨年公明党を離党した本村強町議らがマイクを握りました。本村氏は「創価学会の思想は戦争反対・非暴力だ。公明党は平和の党の理念を投げ捨てた。安保法案は廃案にすべきと呼びかけたい」と語りました。