愛知民報

【14.04.13】住民福祉の推進力 日本共産党奮戦記 大府市

特産「巨峰」

 大府市は知多半島の付け根に位置する人口8万8千人の市です。人口が毎年700人ほど増え続け、昨年4月には小学校が新たに開校しました。
 果物の栽培が盛んで特産物は「巨峰」や「ジャンボなし」。農産物の直売所「げんきの郷」は年間200万人の客で賑わっています。

政党会派第1党

 同市の日本共産党議員団は山口広文、森山まもる、久永かずえの3議員。政党会派では公明党の2議席を上回り、第1党です。山口議員は今期で勇退し、新人の細川祐二さんにバトンタッチします。
 同市議団は、市議会の3つの常任委員会のすべてに参加し、積極的な論戦を展開しています。前回の市議選公約「災害対策と福祉を大切にする住みよいまちづくり」に取り組み数々の成果をあげてきました。

子育て支援

 子育て世代の要求にこたえ、共産党議員団や関係者の努力で早くから学童保育は全9小学校区で公設公営と民営で実施され、6年生までが利用しています。
 公立保育園が不足し、200名を超える入園待機児がいます。共産党議員団の粘り強い取り組みで、公立保育園の一園が建て替えされます。民間の?安上がり保育?に頼る市長や「オール与党」とのたたかいがつづきます。

浪費許さぬ

 JR大府―共和間の新駅建設問題について、共産党が昨年秋に実施した市民アンケートで8割が「60億円使うのは反対」との回答でした。ムダづかいに反対する共産党議員団の論戦に多くの共感が寄せられています。
 大府市は53億円の財政調整基金を持ち、県内有数の財政力があります。それなのに市民サービスを抑制。市民から「『道路修繕は後回し、排水溝修繕は5年後でないとできない』というのはおかしい」という批判がおき、これをバックに共産党市議団は新年度に「みちづくり基金」を新設させ、修繕予算を3倍に増やさせました。

国・県に意見

 議会が市民を代表して国や県に意見を出すことは議会の大事な役割です。日本共産党議員団は他会派と共同し、 「TPP参加は慎重に」「集団的自衛権行使は慎重な議論を」「県の福祉医療削減は反対」の意見書を可決しています。

市議選勝利へ

 消費税増税や年金切り下げなど安倍自公政権の暴走にストップをかけ、「市民が主人公」の大府市政をきずくため、 日本共産党は来年春の市議選で3議席確保しようと全力で奮闘しています。 

【地方議会の意見書】地方自治法99条にもとづき、地方議会は公益に関する問題で国会や関係行政庁に意見書を提出できる。