愛知民報

【12.12.16】アジア・太平洋戦争開戦から71年 9条改憲阻止に切迫感

 
 アジア・太平洋戦争開戦から71年にあたる8日、憲法9条改悪を許さず平和を守る取り組みが、名古屋市で相次いで行われました。
 愛知県内の平和・民主団体が開いた「不戦のつどい」では、森英樹・名古屋大学名誉教授が講演しました。
 森氏は、総選挙で民主党、自民党、日本維新の会、日本未来の党などに将来を委ねたら、沖縄の米軍基地問題は解決できず、自衛隊がアメリカと一緒に海外で軍事行動を起こすことになりかねないと指摘。
 「総選挙の結果によっては改憲大連合がつくられる危険が強まる。これを阻止するため、不戦の決意をした私たちは全力でたたかおう」と訴えました。
 昭和、瑞穂、千種、名東、東、中の各区「九条の会」と「第九条の会なごや」がつくる実行委員会は、7回目の冬の平和行進「平和のともしびウォーク」を行いました。
 ペットボトルに入れた手作りの?ともしび?を持って「憲法9条守れ」とアピールしました。中区の九条の会は初めて独自コースで歩き、各コースの終結集会に合流しました。
 愛知母親大会連絡会は、国民を強制的に戦場に送り出し多くの命を奪った戦争中の赤紙(召集令状)を複写したチラシを配り、「基地も核兵器も原発もない平和な日本を」「憲法改悪反対、日本を戦争する国にしないで」と訴えました。