愛知民報

【12.11.25】総選挙の対決点 TPPこう見る

国民皆保険揺るがす 愛知県社会保障推進協議会議長 森谷光夫さん

 
 TPP(環太平洋連携協定)は「例外なき関税撤廃」と「非関税障壁の撤廃」を原則としており、参加すれば日本農業は壊滅的打撃を受けるとともに、混合診療の解禁、医療機関経営への営利企業参入など、国民皆保険制度を根幹から揺るがすものとなります。

 混合診療が解禁されると、医療保険で受けられる範囲が縮小し、保険外の費用負担が大幅に拡大するため、文字通り「いのちの沙汰も金次第」となってしまいます。医療人としては、TPP参加は断じて認められません。

 総選挙ではTPPを推進する議員、政党には総退場してもらいたいですね。

日本農業を守りぬく 農民運動愛知県連合会事務局長 本多正一さん

 
 TPPは「例外なき関税撤廃」を原則としており、これに参加すれば日本農業は壊滅します。

 安心・安全な食料を日本の大地から供給する上でも、食料自給率の向上は待ったなしの課題です。TPP参加はこれに真っ向から逆行するものです。

 私が農産物の生産、販売に携わっている東三河地域でも、TPP推進候補が総選挙に立候補します。?農業壊し?のTPP推進で何が「美しい農村」か。

 TPP推進の議員と政党には総退場してもらいたい。生産者が希望を持って農業に取り組める世の中を実現するため、全力をあげます。