愛知民報

【12.11.25】武装行進に市民不安 瀬戸市 平和団体が抗議 自衛隊の市街地訓練 

 
 陸上自衛隊第10師団所属の第10後方支援連隊(春日井・守山駐屯地)は16日、瀬戸市内の市街地で徒歩行進訓練を行いました。

 参加した自衛隊員は250人。近年最大規模の市街地訓練です。訓練の目的は「体力の増進」と説明されていますが、迷彩服で小銃を構え、銃剣、防護マスクを携帯しており、愛知県平和委員会は「海外での市街戦を想定したもの」と指摘。市中での武装行進訓練に、各地で「こわい」と学童などの不安の声が出ています。

 朝7時に岐阜県多治見市を出発。8時に瀬戸市で訓練開始、午後6時の岐阜県瑞浪市まで約35??を行進しました。

 瀬戸反核センターと県平和委員会のメンバーは「私たちは二度と戦争はしないと決めました」「戦争で命を落とすな」などのプラカードを掲げて抗議行動を行いました。

 交代でマイクを握り「私たちの町で銃を市民に向けないで」「この訓練は憲法違反です。勇気を持って銃を捨ててください」などと呼びかけました。