愛知民報

【12.07.08】消費税増税・社会保障解体法案 参院で廃案に

 「増税・原発賛成議員は国民の声は聞かないんですか。『財界は歓迎してる?』、とんでもない。ぼくらみんな怒っていますよ」――。いま、日本と愛知に大きな変化がおきています。政治を国民の手にとりもどすたたかいはこれからです。

徹底追及します 日本共産党参院議員 井上哲士

 
 民・自・公3党の談合で増税関連法案が悪い方に50カ所も修正され、社会保障削減の新法が出されましたが、ごくわずかな審議で衆議院の採決が強行されました。3党談合の中身のひどさが国民に知れ渡ることを恐れたからにほかなりません。

 衆院採決後も反対世論は広がり、「この国会で成立させるべきでない」という声が多数です。この世論が民主党内に亀裂を作り出し、増税派の中から「反対した人が地元で英雄視されている」などの不満も出ています。

 いよいよ参議院が論戦の舞台となります。論戦では、3党談合のひどい中身と日本共産党の提言の内容を示して徹底追及します。国民的運動と共同し、必ず参議院で廃案に追い込みましょう。

民意反映の国会に 日本共産党衆院議員 佐々木憲昭

 
 民主党は今月上旬にも衆院定数削減法案の衆院採決をねらっています。次回総選挙で小選挙区0増5減と比例40削減、次々回には35削減する内容です。

 民意をゆがめる小選挙区制を固定化し、民意をただしく反映する比例代表をばっさり削るものです。「中小政党に有利」という連用制も、大政党有利に民意をゆがめる小選挙区制中心は同じです。

 民主党には、「身を切る改革」を進めたとして、参院の消費税増税法案の審議を促進する思惑があります。

 「身を切る」という口実で切られるのは民意です。ムダの排除というなら、320億円の政党助成金こそ廃止すべきです。

 党利党略で増税と引き替えに民意を切る定数削減を阻止するため全力をあげます。

 愛知県商工団体連合会と消費税をやめさせる愛知連絡会は6月26日夕、民・自・公3党談合により消費税増税法案が衆議院で強行可決されたことに抗議する宣伝を名古屋市で行いました(写真)。愛知県社会保障推進協議会は6月30日に開いた総会で、社会保障解体新法を阻止する宣伝・署名活動や国会要請などを呼びかけました。