愛知県がまとめた2011年度の県営名古屋空港の利用状況によると、自衛隊機の着陸回数が民間機を含めた全着陸回数の4割(図)を越えました。
11年度の自衛隊機の着陸回数は約1万2770回。08年度の1万1千回台から09年以降は1万2千回台に増えています。09年3月から県営空港を使用する航空自衛隊小牧基地に空中給油機KC767が配備され、その着陸回数が加わったためと見られます。
一方、民間機の着陸回数は、定期便とそれ以外をあわせて約1万6940回。うち定期便は10年度約6130回でしたが、11年度は約3050回にほぼ半減しています。日本航空が11年3月に撤退し、定期便が大幅に減ったためです。
民間機利用が減るなかで、自衛隊の利用割合が高まる形になっています。