愛知民報

【12.03.04】ざっくばらん対談 かわえ明美衆院比例予定候補と大須演芸場・足立秀夫席亭 

 
 日本共産党のかわえ明美衆院東海ブロック比例予定候補は2月19日、名古屋市中区の大須演芸場席亭(経営者)の足立秀夫さん(78)と、対談しました。

 かわえさんは「大衆芸能は日本の大切な文化です。各地の日本共産党後援会もたびたび演芸場を利用し、お世話になっています」とあいさつしました。

 足立席亭は、約40年間にわたり寄席を守り、芸人を育ててきたことにふれ、「徹夜して並んででも聞きたいという客がいるかぎり演芸場を守っていきたい」と話し、芸人の生き方や生活、裏話をユーモアたっぷりに語りました。
 そして対談は……

まともな提案だね

 かわえさんは、演芸場がある大須商店街を訪問し?消費税増税ストップ・商売繁盛?を訴えたと報告し、同党の「消費税大増税ストップ!社会保障充実、財政危機打開の提言」を紹介しました。

 足立 消費税10%というのは短絡的だね。子どもでも?イヤだ?と言う。でも問題は、社会保障の財源をどこから持ってくるか、誰が負担するかだ……

 かわえ まずは崩された社会保障を再生させ、その財源はムダの一掃と富裕層・大企業の応分の負担で。第2段階ではヨーロッパでは当たり前の先進水準に社会保障を充実させる、その財源は応能負担の原則で累進課税を強化する所得税の税制改革でまかなう。財源を庶民いじめの消費税に頼る必要はありません。

 足立 一気に?冬と夏をひっくり返す?ような主張ではなくて、現実的だね。それを国民にわかりやすく伝え、支持を増やしてほしいね。こういう良い提案には、与党も耳を傾けるべきだ。

小選挙区制は間違っている

 かわえ 次期総選挙は定数21の比例代表東海ブロックで2議席の確保が目標です。

 足立 そうすれば衆議院議員の佐々木憲昭さんと、かわえさんが当選できるわけだ。

 かわえ 野田政権は、国民の「消費税を上げる前に税金のムダ遣いをなくせ」の怒りを逆手にとって、衆院比例定数を80削減し、小選挙区中心の選挙制度に変えようとしています。

 足立 小選挙区制は間違いだ。二者択一でAかBしか選べない。比例代表中心なら多くの政党が議席を得て、さまざまな民意が反映できる。

 共産党が増えて?わーつく?言えば、悪政の歯止めの役割を発揮できる。国会論戦の主導権を取ることもできるしね。

 かわえ 比例定数削減では民意が削られるだけで税金の節約はほんのわずか。それよりも年間320億円の政党助成金こそ廃止すべきです。

 足立 あれはおかしな制度だね。政党助成金をなくし、議員が国民のためにしっかり働くことが大切だね。

えらいっ!

 足立 私が共産党の好きなところは、創立以来90年間も党名を変えていないこと。他の党が何度も変えるなかでこれは立派だ。信念をもって活動しているんだね。

 かわえ 命がけで侵略戦争に反対し、いつでも国民の暮らしを守り続けてきたから、変える必要がないんです。この歴史に誇りをもって訴えていきたいと思います。

 足立 えらいっ! 握手しよう。