愛知民報

【11.09.18】“慰安婦”問題を否定 民・自・公・減 名古屋市議会

 名古屋市議会の総務環境委員会は2日、女性団体などが提出した「日本軍慰安婦問題について日本政府に誠実な対応を求める意見書提出に関する請願」を不採択としました。

 日本共産党の田口一登議員は「政府が調査した結果、慰安所における生活は強制的な状況の下で痛ましいものであったと認定し、心からお詫びと反省の気持ちを表明した河野談話は政府の公式見解だ」と採択を求めました。

 自民党議員は「河野談話は、解散前のどさくさに出された。強制というのは本人が言うだけで証拠がない。韓国政府は補償を放棄している」などと主張。減税日本は「意見書を出すことは名古屋市の公益に関係ない」と、とぼけました。

 民主の1人と自民、公明、減税が反対し不採択となりました。

日の丸掲揚せず 豊山町で条例案否決

 豊山町の9月議会は5日、保守系議員が提出した「議場に国旗及び町旗を掲揚する」条例案を否決しました。日本共産党の野崎隆子議員は条例案に反対しました。

 一方、「愛知の教育を考える会」を名乗る団体などが各議会に日の丸掲揚を求める請願・陳情をしており、警戒が必要です。