愛知民報

【08.10.05】空港の常滑 地価下落 人口予測はずれ 計画見直しへ

 国土交通省が9月18日、今年7月1日現在の基準地価を公表しました。

 愛知県の住宅地は3年連続で上昇しました。平均上昇率は名古屋市3・4%、愛知県1・7%。

 名古屋駅を起点とした鉄道沿線別の住宅地の地価はJR東海道線と名鉄名古屋本線の大府から刈谷周辺が8%上昇。名鉄豊田線沿線も3%以上の上昇です。一方、最も下げ幅が大きいのが名鉄常滑線沿線。常滑市周辺で前年より4・8%の下落です。

 中部国際空港開港の影響で地価の動向が注目されている常滑市では地価下落が続いています。

 自治体の平均地価が前年より最も下落したのは南知多町5・8%、次いで常滑市4・1%。いずれも知多南部地域の市町です。

 常滑市は空港開港による人口増加と企業進出、市の活性化をめざし総合計画を策定しました。しかし予測人口に届かず、同市は計画の見直しを検討しています。