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もとむらさんに聞いた 民青愛知県委 学生同盟員と交流

党の政策や疑問など語り合う、もとむら議員(奥)と学生=27日、愛知県東海市

 日本民主青年同盟愛知県委員会は27日、日本共産党のもとむら伸子衆院議員(東海比例予定候補)を招いて、東海市で「国会議員に何でも聞いてみよう」を開きました。もとむら議員が国会論戦と党の政策を語り、学生同盟員の質問にも答えながら、ざっくばらんに交流しました。

 学生同盟員は、奨学金問題や岸田政権による大軍拡、改悪入管法などの学習を重ね、「もっと知りたい」ともとむら議員を招いたものです。

 もとむら氏は、国会で強行された原発推進等5法、改定マイナンバー法、軍需産業支援法、改悪入管法、軍拡財源法をあげ、命と尊厳を軽視する岸田政権と自民、公明、維新、国民4党を批判。「アメリカいいなり、財界のもうけ優先」の政治のゆがみをただしてこそ、平和憲法をいかして一人ひとりが大切にされる政治ができると強調しました。

 3年生の同盟員が「大軍拡に合わせて大増税があるというけど、具体的に決まっていることはあるんですか」と質問。もとむら氏は「軍事費は5年間で43兆円で、その後の負担を含めれば60兆円にもなります。本来、軍事には使えないはずの国債を発行するなどルールをねじ曲げて軍事費に回そうとしているのです。消費税の増税は、岸田政権の不支持率の増加や選挙を前にして自民党が議論を避けています。国民の命や暮らしを犠牲に強行される大軍拡は絶対に止めなければいけません」と答えました。

 悪政4党連合が話題になり、同盟員から「『4党LGBT理解増進法』は何がいけなかったのですか」と質問がだされ、もとむら氏は、条文の変遷を説明し、当事者の声を無視したものであることなどを話しました。さらに、保育士の配置基準や改悪入管法、子どもの権利などを語り、「日本は国際人権水準から大きく後退する人権後進国になっています。誰もが自分らしく生きることができる社会へ変えていきましょう」と話しました。

 参加者から「奨学金を受けるのにマイナンバーカードが必要なため申請したけど、トラブルが続出して不安。適切な医療が本当に受けられるのか、命の問題になっている」、「就活が3年生から始まる。インターンシップが重視され、バイトができなくなり、生活費と学費が大変になる。先輩は本当につらそうだった。就活の在り方を変えてほしい」などの声があがりました。

 もとむら氏は、ただちに学費・奨学金返済を半額にし、計画的に無償化をすすめていく党の政策を紹介。「力を合わせて日本共産党をのばし、平和を守り、個人の尊厳を大切にする社会へ変えていきましょう」と話しました。

(6月30日 しんぶん赤旗)