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愛知の衆院予定候補決意 党愛知県委会見

決意を語る(右から)浅尾、鈴木、伊藤、えがみ、すやま、酒井の各予定候補と石山書記長=27日、愛知県庁

 日本共産党愛知県委員会は27日、県庁で記者会見し、次期衆院選挙予定候補を紹介しました。比例東海ブロック(定数21)の、すやま初美予定候補(44)、愛知2区の酒井健太朗予定候補(37)、同5区のえがみ博之予定候補(68)、同7区の鈴木弘一予定候補(48)、同9区の伊藤恵子予定候補(70)、同14区の浅尾大輔予定候補(53)が決意表明しました。石山淳一書記長が同席しました。

 すやま氏は、総選挙で、物価高対策など国民の切実な要求の願いを実現するとともに、異常なアメリカいいなり・財界のもうけ優先の政治を変えたいと強調しました。男女の所得格差解消やジェンダー平等社会をつくりたいと述べ、「岸田自公政権の大軍拡・大増税を阻止するためにも共産党を大きく伸ばしたい」と表明しました。

 酒井氏は「若者の多くは岸田政権がすすめる9条改憲や大軍拡に疑問を持っている。ジェンダー平等、子どもの権利、『入管法改悪』にみられる外国人への人権侵害など日本は人権後進国。大軍拡・大増税反対、人権を守れとの若者の声を国政に届ける」と語りました。

 えがみ氏は「健康保険証を廃止してマイナンバーカードを強要する『改悪マイナンバー法』に国民の不安や怒りの声が沸き起こっている。軍備増強にも反対の声があがっている。健康保険証の廃止中止。戦争の準備ではなく平和の準備をすべきだ」と強調しました。

 鈴木氏は「財界がすすめた労働法の規制緩和で非正規社員が増え、現在は若者を中心に労働者の4割近くが非正規雇用労働者。長時間労働や過労死も後をたたない。8時間働けば人間らしく暮らせる社会をめざしたい」と話しました。

 伊藤氏は「津島市議6期24年間に多くの市民から『介護保険料が高くて払えない』、『特別養護老人ホームに入所できない』と悲痛な声を聞いてきた。介護保険料引き下げ、制度改善の実現に全力をあげる」と述べました。

 浅尾氏は「北設楽郡から入院・透析できる医療機関がなくなり患者は大変な思いをしている。国は『地域医療構想』で病床削減や病院の医療機関の統廃合を進めようとしている。自公政権に怒りがいっぱい」と表明しました。

 石山氏は「衆院選では比例東海ブロックの、もとむら伸予定子候補(50)を先頭に比例を軸にすえ議席増をめざす」と強調。「野党共闘の合意ができていないなか、野党共闘再構築をめざすためにも日本共産党の躍進が必要。小選挙区候補を積極的に擁立し衆院選をたたかう」と述べました。

(6月30日 しんぶん赤旗)