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議席必ず取り戻す 愛知県議選わしの氏勝利へ訴え

「再び議会で働かせてほしい」と訴える、わしの氏=26日、名古屋市西区

 来春の愛知県議選・名古屋市西区(定数2)で議席奪還をめざす、日本共産党・わしの恵子前県議(74)は、「議席を必ず取り戻し、県民の声が届く県議会に変え、県民に冷たい県政から安心と希望のある県政に」と訴えています。

 26日には、名古屋市内3カ所で開かれたつどいや集会に参加し支持を訴えました。どこでも大きな拍手で迎えられました。

 わしの氏は「弱い人の立場に立って頑張るのが政治活動の原点だ」と語り、「コロナや物価高で苦しい生活が続くなか、日本共産党の議席が何としても必要だ」と強調。大村県政は全国2位の財政力がありながら、医療・福祉・教育・消防は全国最低水準だと指摘しました。党議員がいなくなった2019年には看護修学資金貸付制度を廃止したとして、「大村知事は大企業奉仕と大型開発促進まっしぐらで、住民の福祉増進という地方自治に反する県政が進められ、本当に悔しい思いでいっぱい」と話しました。

 わしの氏は、県民から寄せられた切実な声をもとに、軽度・中等度難聴児への補聴器購入費助成、県営住宅改修、県立高校のトイレ洋式化、特別支援学校のエアコン設置など実現したとを紹介。コロナ対策では県に35回以上申し入れ、「宿泊療養施設充実、無料のPCR検査が受けられるなど、県民の声で県政を前進させてきた」と話しました。

 2議席あった2015年から4年間で92件あった請願が、議席を失った19年以降、3年半で11件にまで激減したことをあげ、「共産党の議員がいないと身近で切実な願いを届ける議員がいない。県民本位の県政にかえていくためにも、何としても再び県議会で働かせてほしい」と呼びかけました。

 参加者は「教育現場に格差と貧困が持ち込まれ、本当に大変。教育予算も少なく、県は少子化を理由に学校を減らそうとしている。子どもたちに寄り添うなら少人数学級を取り入れるべきだ」「コロナや物価高で町の商店がつぶれるなか、県は大企業を優先している。中小業者の悲鳴を議会に届けてもらうためにも、共産党の議席が必要」など話しました。

 職場後援会のつどいには本村伸子衆院議員が参加し、「大村知事は岸田政権と一体。防波堤の役割を果たすために県議会に党議席は絶対必要。わしのさんを必ず送り出してほしい」と呼びかけました。

(11月30日 しんぶん赤旗)