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比例もすやま候補も一票争う大激戦

訴える、すやま初美愛知選挙区候補=3日、名古屋市中村区

愛知比例43万票やりぬき、改憲勢力を打ち破り今度こそ24年ぶりの議席奪還を勝ち取ろう

 大激戦の参院愛知選挙区(改選数4)で、日本共産党・すやま初美候補(43)が、24年ぶりの党議席奪還へと当落線上の大接戦を繰り広げています。党県委員会は4日、「残り1週間で総決起し、対話・支持拡大を2倍に引き上げ、何としても43万票を突破し、勝利を勝ち取ろう」と呼びかけました。

 参院選ラストサンデーの3日、雨の中、志位和夫委員長を迎えた名古屋駅前の街頭演説は、オンライン視聴を含め6400人が参加する空前の規模の演説会となりました。

 すやま候補が熱く訴えます。「戦争か平和か、日本の進路が問われる選挙です。党をつくって100年、揺るがずに侵略戦争反対を貫いてきた日本共産党の比例での躍進、そしてこの大激戦の愛知選挙区で今度こそ議席を勝ち取る決意です。どうか皆さん、最後の最後まで支持を広げ、勝ち抜かせてください」

 志位氏は「当落線上の大接戦まで押し上げています。有力候補で大軍拡に正面から反対し、暮らしを守り抜くと訴えているのは、すやまさんただ一人。党派を超えて広げてください」と呼びかけました。

 25歳の青年や池庭誠医師、石川勇吉僧侶、榑松佐一愛労連顧問、土井敏彦医師、長谷川一裕弁護士、吉岡モモ医師らが応援に駆け付けました。

 演説に拍手を送っていた女性(33)は、「ジェンダー平等や誰もが生きやすい社会の訴えは、共鳴するところが多い。同じ女性として本当に頑張ってもらいたい」、公務員の女性(38)は「仕事で会う市民の方は本当に暮らしが大変。よいこと言う人はいるけど、国会でちゃんと追及し、実現できるのは共産党だけ。広げたい」と語りました。

 すやま候補のツイッターはフォロワーが9千人間近。毎日投稿される動画は再生回数が平均1千回ほどですが、3日夜に投稿した動画は一日で7千回再生されました。

 性別に縛られず一人ひとりの能力がいかんなく発揮できるジェンダー平等社会や、平和への「外交ビジョン」、軍拡よりも暮らしの支援策を提案する、すやま候補に党派を超えて共感が広がっています。

 対話になったLGBTQ当事者の学生は「私、結婚したいんです。私たちに希望をください」と思いを託しました。ツイッターを見て駆け付けた女性は、「憲法9条を守ってほしい。親が自民党で何も考えず投票してきた。保守は戦争しないと思っていたのに、今、日本は戦争に向かっている。共産党に頑張ってほしい。すやまさんにどうしても勝ってほしい」と涙ながらに訴えました。

(7月6日 しんぶん赤旗)