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ロシアに抗議 続く 避難者も訴え @名古屋

抗議の声を上げるウクライナと日本の青年ら=24日、名古屋市中区

 ロシアによるウクライナ侵略開始から2カ月の24日、名古屋市中区で街頭宣伝が取り組まれ、ウクライナ出身者や避難民、日本の青年ら100人が雨の中、抗議の声をあげました。「PeaceForUkraine」が呼びかけ、今回で5回目。

 今月16日に母親と一緒に日本に避難してきたマリアさん(26)は「2月24日の朝、突然の爆発音にどうすればいいかわからなかった。色んな国に行って、やっと日本に来られた。まだ親戚や家族が残っています。早く戦争が終わってほしい」と訴え。子どもと一緒に日本在住の姉のもとへ避難した女性は「荷物はかばん一つだけ。列車は避難する人であふれ、乗るのが大変でした。残った家族とは毎日連絡を取り合い、『生きてる?大丈夫?』と聞いています。すごく不安です」と涙ながらに語りました。

 日本人の青年もマイクを握り、「ロシアと日本は北方領土問題があり、決してウクライナは他人事ではない。若者が平和を考え、一緒に声をあげよう」、「少しでも力になりたい。平和は誰もが願うこと。勇気を出して一緒に一歩を踏み出そう」と話しました。

 最後に、参加者は全員で「ウクライナに平和を」とコールし、アピールしました。

(4月25日 しんぶん赤旗)