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日米機雷戦訓練やめよ 愛知・三重平和委 防衛相に申し入れ

 海上自衛隊が昨年に続いて、2月1日から伊勢湾で日米合同の機雷戦訓練をすることが明らかになり、愛知県平和委員会と三重県平和委員会は26日、岸信夫防衛相にあてて訓練の中止を申し入れました。愛知県平和委の矢野創事務局長が、名古屋市の防衛省東海防衛支局を訪れて申し入れ書を手渡しました。

 日米合同訓練は、伊勢湾の松阪港沖(三重県)で2月1日から10日まで、掃海母艦など艦艇16隻、航空機3機、約900人が参加する予定。機雷の敷設や掃海、潜水訓練などを行います。

 申し入れでは、機雷戦訓練は「専守防衛」の原則を逸脱した訓練だと指摘し、日向灘(宮崎県)での訓練では機雷流出や衝突事故があり、数多くの民間船が行き交う伊勢湾での実施は非常に危険だと批判。コロナ禍で感染防止に努めるべき時に大規模訓練の実施は到底納得できず、「平和で資源ゆたかな伊勢の海を愛する」両県民として受け入れられないと、強く中止を求めています。

 防衛省担当者は「防衛省(本省)の担当者に伝える」と答えました。

(1月29日 しんぶん赤旗)