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政権交代へ本気 もとむら衆院議員 しまづ予定候補迎え演説会

参加者の拍手に応える(右から)しまづ、もとむら氏=4日、名古屋市中区

 日本共産党名古屋北西地区委員会は4日、名古屋市内で衆院東海比例予定候補の、もとむら伸子衆院議員、しまづ幸広前衆院議員を迎え演説会を開きました。

■ 野党共闘で勝利可能と訴え

 主催者あいさつで大野宙光委員長は、前回衆院選愛知1区の与党・維新の得票が8万3千票、野党は9万6千票だったと指摘。「野党が力を合わせれば1区でも勝利できる。本気で政権を取る決意を伝え抜き、比例2議席以上の獲得、野党連合政権を必ずつくろう」と訴えました。

 もとむら氏は5年10カ月の議員活動の中で一番の成果は安倍前首相が固執し続けた改憲を阻止したことだと強調。「みんなでつながって声をあげれば政治を動かすことができる」と訴えました。

 軍事研究は行わないとする日本学術会議を敵視し、人事に介入する菅義偉政権と軍事研究推進派の橋下徹氏を批判。政府が野党合同ヒアリングに任命拒否の過程の資料を提出していない問題など指摘し、安倍政権と変わらない政治を「みんなの力で乗り越えていきたい」と話しました。

 しまづ氏は菅首相が「自助、共助、公助」を掲げ公的責任を後に追いやっていると指摘。英国は国民の命を守るためにコロナ禍でも中小企業を応援して最低賃金を引き上げ、消費税減税も実現させたとして、新自由主義からの転換を訴えました。

 野党の中でも新自由主義の転換で一致点が広がっているとして、「新自由主義を乗り越えた社会を野党がつくると訴えれば自公維を少数に追い込むことは可能です。野党共闘の要となる日本共産党を何としても皆さんの力で伸ばしてください」と呼びかけました。

 参加した金子春雄さん(73)は。「政権交代がすごく近い所まで来ていると感じた」地域でも何か活動したい」と話しました。

(10月6日 しんぶん赤旗)