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〝首相退陣後も9条改憲許さぬ〟愛知共同センター 渡辺治氏招き学習

 憲法改悪反対愛知共同センターは8日、名古屋市内で学習・交流集会を開き、120人が参加して安倍首相退陣後も憲法9条改憲を許さない運動を広げる決意を固めあいました。

 渡辺治・一橋大学名誉教授が「『安倍なき安倍政治』『安倍なき安倍改憲』を許さない!―ポスト安倍政権と改憲阻止の展望」と題してZOOM講演。渡辺氏は「安倍首相を退陣に追い込んだのは、安倍改憲に反対する共闘のがんばりで改憲のもくろみを破たんさせたこと。安倍政治が続けてきた新自由主義政治はコロナ対処に無力だった」と指摘。ポスト安倍政権は新自由主義と「土木・観光路線」の続行をねらい、改憲に執念をもっていると述べ、「改憲を絶対に許さないため、改憲阻止緊急署名を広げるとともに、市民と野党の共闘で、自公政権を変えることが、改憲の息の根を止めるもっとも確実な手立て」と強調しました。

 参加者から国会の憲法審査会の論議について質問が出され、渡辺氏は「自公の国民投票案は公平性にかけ不平等なもの。『コロナ禍で審議をやっている時ではない』の声を受け審議は進んでいない」と答えました。

 関久一事務局長が今後の活動方針について、「弁護士などを講師に草の根から学習会を開く。地域・団体が協力し、署名宣伝行動や集会・デモをおこなう。署名推進ニュースの発行」などを提案し、参加者全員の拍手で確認しました。

(9月12日 しんぶん赤旗)