日本共産党の本村伸子衆院議員は20日、秋まつりで賑わう名古屋市西区の庄内緑地公園前、地下鉄「庄内通」駅前の2カで、鷲野恵子前県議、青木朋子前市議らと「まちかどトーク」に取り組みました。消費税増税や9条改憲の賛否を問うシール投票を呼びかけ、市民の質問や疑問などに答えました。
「増税はやめてほしい」に投票した女性(72)は本村さんと対話になり「年金だけの生活。消費税が10%になり食事を切り詰めている。運賃もあがり旅行にも行けない。入場無料の公園のイベントしか楽しめない」。
本村さんが「共産党は大企業優遇税制をただすなど消費税に頼らない財源を示し、まず5%に減税せよと提案しています」と紹介すると、女性は「ぜひ引き下げてほしい。そして高齢者医療など福祉に使ってほしい」と応じました。
「改憲反対」に投票した男性(65)は「参院選で自公は議席を減らした。安倍首相は反省もなく改憲を断念していない。もっとひどいのは政府が中東沖へ自衛隊派兵を検討していることだ」と怒りの声をあげました。
本村さんは「安倍政権は臨時国会で憲法審査会での国民投票法改正案の審議と改憲論議を強行しようとしています。野党は安倍政権での改憲に一致して反対しています。市民と野党の共同を広げ改憲を阻止しましょう」と呼びかけました。男性は「3000万人署名にがんばって取り組む」と語りました。
わざわざ近づいてきた男性は「障害のある子どもと暮らしている。医療費などで本当に生活が苦しい。国は増税など弱いものいじめばかりする」と涙を流します。本村さんが党の政策を紹介し、「障害者の差別をなくし、尊厳を守ることが大切です。武器の爆買いよりも、社会保障、福祉に予算を使わせます」、男性は「共産党は弱い立場の人の見方ですね」と話しました。
台風19号の被災者募金に応じた男性は「めいが学費が高くてたいへんと言っている。安倍政権の高等教育無償化はどうなのか」と質問。本村議員は「安倍政権が導入する修学支援制度によって、現在授業料の減免を受けている学生の半分が対象から外され、負担増となる、ひどい内容です。共産党は学費の半額、給付型奨学金を訴えています」と明快に答えました。
44人がシール投票に協力し、「消費税増税はやめてほしい」は81%、「安倍政権による9条改憲反対」は87・8%でした。
(10月26日 しんぶん赤旗)