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福祉学び安心の社会に 民青愛知県委が受験生と対話

受験生と学費や政治について対話する民青同盟員ら=13日、愛知県美浜町

 愛知県内の私立大学で9月下旬から推薦入試が始まりました。民主青年同盟愛知県委員会は推薦入試日に合わせ、これまで4大学の会場前で「学費・奨学金シールクイズ」などに取り組み、4大学で受験生100人以上と対話しました。

 日本福祉大学前(愛知県美浜町)では推薦入試の試験日ごとに宣伝。受験生と学費や奨学金、政治や経済問題で対話が弾みます。

 社会福祉学部の女子受験生は「祖父がディサービスに通い元気になった。大学で福祉を学び、みんなが安心できる社会にしたい」と語りました。同盟員が「安倍政権は消費税など高齢者支援に税金を使っていない」と話し加盟を呼びかけると、「弱い者いじめの自民党の政治を変えたい」と加盟しました。

 国際福祉開発学部を受験した男子高校生は「韓国とは仲良くしてほしい。安倍政権はすごく韓国との関係悪化をあおっていると思う」と話し、同盟員が「解決の道は日本政府が過去の植民地支配の反省することから始まる」と語ると、「日韓友好へ一緒にがんばりたい」と加盟を決意しました。

 教育心理学部の女子受験生は「中学時にスクールカウンセラーに世話になり助けられた。同じように人に役立てるよう臨床心理士になりたい」と述べ、「奨学金を借りるが返済が心配」といいます。フランスなど欧州の高等教育の無償化や給付型奨学金について聞き、「日本の学費は高すぎますね。改善へがんばりたい」と加盟しました。

 13日には台風災害の救援募金にも取り組みました。民青同盟員が熊本地震や福島原発事故の被災地へのボランティア活動を紹介すると、女子受験生は「合格して入学したら参加したい」と話しました。

 同大学では11月の民青同盟第43回大会に向け、さたに仲間を増やそうと奮闘しています。

(10月10日 しんぶん赤旗)