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消費税10%許さない「貧困と格差拡大する」井上参院議員が訴え

消費税10%増税ストップを訴える井上哲士参院議員(中央)=29日、名古屋市中村区

 名古屋市の日本共産党中村区委員会と同後援会は29日、「九の市」でにぎわう名古屋中村区の豊国神社参道で井上哲士参院議員とともに消費税10%増税ストップの宣伝をしました。

 党員ら12人が「10月からの消費税10%ストップ」」のボードを掲げ、消費税10%増税中止署名や10%増税の賛否を問うシール投票に取り組みました。

 井上議員は「『社会保障の財源』のためと消費税を導入したが、年金、生活保護の引き下げなど社会保障に使われていない」と批判。「増税は貧困と格差を拡大する。あきらめずに最後の最後まで増税ストップの声をあげよう」と署名への協力を訴えました。

 買い物客らが次々に足を止め、署名しました。

 孫と買い物に来た女性(66)は「年金が減ったうえ、消費税増税になったら生活が大変。孫に小遣をいあげれなくなる。安倍首相には早く辞めてもらいたい」。「がんばれ」と声をかけてきた男性(71)は「わしら年寄りはポイント還元だ。キャッシュレス決済などよくわからん。面倒なことはせず8%のままにすべきだ」。衣料品を販売していた露天商の女性(62)は「露店は安いからお客が来る。10%になっても客に負担させられない。仕入れは高くなるが値段は据え置きたい」と話しました。

 約50人がシール投票し、圧倒的多数が反対に投票しました。

(10月1日 しんぶん赤旗)