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天皇の政治利用を批判 名古屋で市民アクションが学習会

9条改憲を止めようと開かれた学習会=19日、名古屋市千種区

 「安倍9条改憲NO!あいち市民アクション」は19日、名古屋市千種区の区役所ホールで「今が正念場 いのち・くらし・平和の危機」をテーマに学習会を開き、会場いっぱいの約300人が参加しました。

 開会あいさつで青山邦夫弁護士は「安倍首相は異常ともいえるほど改憲に執念を燃やしている。改憲阻止へ3000万署名など運動を広げ、9条改憲を断念に追い込もう」と訴えました。

 森英樹名古屋大学名誉教授が「天皇代替わりと憲法―改元と改憲のビミョーな関係」と題して講演。森氏は象徴天皇制、元号制度の歴史などについて述べ、「安倍首相は天皇代替わり、新元号『令和』の様々なフィーバーに隠れて、改憲ギアを入れ続けている。天皇の代替わりを政治利用している」と強調しました。

 参加者から「安倍政権は新札発行も含め様々なイベントで悪政を隠している」、「代替わりのお祭り騒ぎは安倍政権の延命に利用されている。国民は安倍政権打倒の声を広げねばならない」などの意見が寄せられました。

(4月25日 しんぶん赤旗)