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前回空白克服 自公と対決 県政を動かす

「豊かな財政力を活用し福祉充実を」と訴える、わしの候補=29日、名古屋市西区

 愛知県議選(定数102)で日本共産党は、現有2議席を絶対確保し、議席増をめざし、現職2人、新人8人が立候補し第一声をあげました。井上さとし参院議員(比例予定候補)、本村伸子衆院議員が各候補の応援に駆けつけました。

 県議選は前回と一変。自民党(現有55)は61人を公認し非公認を含め大量立候補。公明党(現有6)は6人。旧民進党会派「新政あいち」(現有34)は立憲民主党11人、国民民主11人が立候補。各選挙区とも「自共対決」が鮮明な激戦になっています。

 共産党は「全国有数の財政力を大型事業でなく、安倍自公政権の悪政に苦しむ県民の福祉や暮らしにつかう」「消費税10%増税ノー、国保料(税)引き下げの願いを共産党に」と訴え、「共産党がもっと伸びて社会保障を充実してほしい」、「「こんどは憲法守る共産党に」と元自民党議員や他党支持者の中にも党への期待が広がっています。

 名古屋市西区(定数2)で再選をめざす、わしの恵子候補は第一声で、12年ぶりに党議席が回復して県議会が大きく変わり、県立高校のトイレ改修など県民要求が実現したことを紹介。「県民の声が届くようになった党議席を必ず守り抜く」と力強く訴えました。

 豊橋市(定数5)では、しもおく奈歩候補が出発式で、署名押印廃止などの実績を紹介し、「安倍政権を応援し、大村県政を支える自公に4議席も渡すわけにはいかない。再び議会に送ってほしい」と強調しました。

(3月30日 しんぶん赤旗)